本当に久しぶりの、IRONシャフト分析のブログとなりました。
今回スチールの種類が増えたのが、
分析記事をアップする流れになりました。
通常フィッティングの際、データ一覧から
諸条件から各パーツ(ヘッド・シャフト・Grip)を抽出し、
分析する流れのため
特に事前分析の必要が無いのですが
ここまで新しいシャフトが出ると、
既存の色々なシャフトと比較することが重要になりますね!
今回、色々と比較分析したブログをアップしたことで
本当に自分自身の勉強にもなりました。
フィッティング自体、今の一番は一瞬のことで
常にゴルファーが進化するのと一緒で、停まっていてはダメなので
常に、勉強、仮説、検証です。
話がそれましたが…
ウエイトフローシャフトの問題点
最近のIRONシャフトの傾向で、重量フローが流行気味かなぁと
正直なところ私のフィッティングにおいては、
現状採用の可能性がゼロに近いので興味が無いのではありますが…
理由は、操作性、打出/スピンを考えて
ヘッド・シャフト・仕様を考える上で、バランスが重要になります。
13本が同じように動くヘッドとシャフトにしたのに、
ではD2とD0バランスが
同じインパクトを向かえにくいのは想像できると思います。
ウエイトフローシャフトだと、シャフトの重量フローに合わせて
ショート番手方向に、バランスもフロー(アップ)します。
※3gのシャフトの重量フローで、3番手で+1Pぐらいバランスアップでしょうか!?
ヘッドの設計が、同重量の番手別設計シャフトに合わせ
全番手同じバランスになるように重量設定されているからです。
ウエイトフローシャフト装着の際は、ご注意あれ!!
軽量化は進化 … でもまだまだ課題が!
さきがけがN.S.PRO750GH当時80g前半
(組み付けで70g後半イメージ)
※開発に関与したので、思い入れのあるシャフトでしたが…
軽量化はZelos7と6の出現により実現しました。
ただ、ブログでも指摘しましたが、
W1のシャフト剛性とはギャップのある
手元剛性の低さ(手元と先の剛性差が非常に少ない)は課題
詳細は下記より
シャフト5点剛性分析アイアン編–⑯ 軽量スチールVSカーボン
中重量からの進化
N.S.PRO950GHに代表される中重量帯90g後半に対し
DMGやMODUS TOUR125などの一番重いシャフト130g相当(カット前)
この間のシャフトに関して、
手元剛性の低さの改善が今後の課題かと…
かつて
N.S.PRO1050GHとN.S.PRO1150GH TOURと言う
シャフトが存在しました
※現状は廃盤方向で、在庫も少ないのではと…
重量はそれぞれSde,109.5gと116g
シャフと剛性は、手元が高くて、現状のW1とマッチしやすいです。
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この重量帯でも、こんな手元剛性が出来たのですから、
是非、同じようなシャフトの開発、商品化を期待したいですね!
KBS系のようなセンター剛性の高いシャフトも存在し
本当にシャフトは難しいです。
この一連のブログを通して
シャフトはフレックス・○○調子が一番当てにならなく
重量含めて、剛性が重要だということを判っていただき
曖昧なフレックス、○○調子に惑わされないよう願いたいです。
少し時間を置いて、
IRON以外のシャフト分析を載せたいと考えています。
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