表題通り、FW & UTの選択の難しさと言うことで
具体的にJPX850シリーズの
セットマッチングを診断していきます。
本来、2017年モデルをやるべきと思いますが、
あまりにもメーカー批判的な内容になる可能性が高いので、
過去のモデルと言うことで…
また、同じシリーズで13本を揃えれば良いと言う
曖昧なものを明確にし、
本来あるべきセッティングを考えるきっかけになっていただければと…
マッチング診断⑩ JPX850シリーズ
※2015年時点での展開モデルでの比較
操作性分析
番手 | モデル | 重心距離 | 重心角 |
W1 | JPX850 | 38.5mm | 20.0度 |
MP CF | 36.3mm | 21.2度 | |
FW | 850 FW | 38.0mm | 21.7度 |
UT | 850 UT | 36.8mm | 18.9度 |
IRON | 850 | 41.8mm | 13.9度 |
850FG | 38.2mm | 11.3度 | |
MP-15 | 35.5mm | 10.4度 | |
MP H-5 | 35.4mm | 9.2度 |
ヘッドの大きさが、W1が大きく、
次にFW/UT、そして一番小さいのがIRON
大きさに伴い、重心深度も浅くなるので、
必然的に
理想はW1~IRONにかけて
重心距離:だんだん短く
重心角:だんだん小さく
以上に対し
評価の最初の基準となるW1とIRONの関係は
W1は
850:重心距離は平均値で、
重心角は小さい
左NGのフェードもOK
MP:やや叩けるフェード系
と方向性が違う2モデル
IRONは
オートマチックな850
オートマチックドロー系850FG
軟鉄の平均値MP-15
左NGのH-5
W1とIRONのマッチングとしては
JPXのW1は同じJPXのIRONではなく、
MPシリーズがベストマッチ
MPCFは他のMPシリーズとベストマッチでしょうか
FW
重心距離が長く、重心角はやや小さい
現状のW1の平均値からすると、非常にマッチしやすいFW
実際にMPシリーズのFWでなく
このJPX850FWをセットに組み込んでいるプロが多いのも
納得の性能設計
UT
IRONとFWをつなげる非常に重要な番手
一番のポイントはIRONとの関係
IRONの平均値35.5mmにマッチさせるには最適な重心距離
ただ、重心角は少し大きい方向なので
やさしいIRONとあわせるのが寄り良い方向性と思います。
この番手もプロが多く使っていますよね
納得ですね!
総括
まさに同じブランドならOKの通説を、覆す分析結果に…
不思議なことに同じJPX同士は今一ですが
MPとの相性は抜群!
ミズノ=IRONのイメージですが
JPXのW1も最近の8シリーズはプロも使える性能設計
こんな、FW&UTが市場で増えてくれると良いのですが…
今回は操作性のみにフォーカスしました
実際には、
番手ごとの適切な打出/スピン性能も考慮しなくてはなりません。
さらに、シャフト剛性や重量フロー、仕様など
まだまだ合わせないといけない部分が多く存在します。
まずは、ヘッド性能を合わせるのが一番では有りますが…
もしかしてブランドを揃えて安心していませんか!?
自分のプレーを振り返ってみてください…
自分のセッテイングに不安のある方
まずはWEB対応の
13本のマッチング診断は随時受け付けていますので
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