表題通り、FW & UTの選択の難しさと言うことで
具体的にR15シリーズ のセットマッチングを診断していきます。
本来、2017年モデルをやるべきと思いますが、
あまりにもメーカー批判的な内容になる可能性が高いので、
過去のモデルと言うことで…
また、同じシリーズで13本を揃えれば良いと言う
曖昧なものを明確にし、
本来あるべきセッティングを考えるきっかけになっていただければと…
マッチング診断④ R15シリーズ
※2015年時点での展開モデルでの比較
操作性分析
番手 | モデル | 重心距離 | 重心角 |
W1 | R15 430 | 34.5mm | 12.7度 |
R15 460 | 38.9mm | 14.8度 | |
FW | R15 FW | 30.1mm | 14.2度 |
UT | R15 RC | 34.7mm | 10.5度 |
IRON | TP MB | 33.3mm | 9.7度 |
TP MC | 36.4mm | 10.1度 |
ヘッドの大きさが、W1が大きく、
次にFW/UT、そして一番小さいのがIRON
大きさに伴い、重心深度も浅くなるので、
必然的に
理想はW1~IRONにかけて
重心距離:だんだん短く
重心角:だんだん小さく
以上に対し
評価の最初の基準となるW1とIRONの関係は
W1は
重心距離が短く、IRON並みの430
重心距離が平均値で、
重心角がIRONの大きめ並みの460に対し
※ここまで重心角が小さいW1は今まで存在しなかったレベル
IRONは
重心距離が短く、重心角が小さいMBと
重心距離がやや長く、重心角が標準やや小さいMC
W1とIRONのマッチングとしては
430とMB
460とMCの組合せが方向性が同じになる
ただ、圧倒的にW1はつかまらない操作性であることは間違いない
FW
重心距離が極端に短く、重心角も小さい
ヘッド性能だけで考えると
W1、IRONが安定している時は、引掛けやすい操作性能
逆にFWが安定している時は
W1、IRONがプッシュアウト系のミスが出やすいと予測される
ただ、W1とFWは今までに無いぐらい重心角が小さいので
左NGのプレーヤには、どちらも良い評価かもしれない…
UT
IRONとFWをつなげる非常に重要な番手
一番のポイントはIRONとの関係
MCとは合わないが、MBとは良い関係
FWやWIとは微妙な関係ではある…
総括
まさに同じブランドならOKの通説を、覆す分析結果に…
全てに統一されていることは
とにかく重心角が小さいこと
ただ、それがセットとしての良い流れにはなっていない
イメージ的には
過去を含めて現存するW1・FW・UTの中で、
とにかく重心角が一番小さく
左NGの操作性を重視しているところ
単純にセットとしての性能設計(特に操作性)の流れは
無視して、番手ごとに究極を狙った形になっている
したがって、
プレーヤーの今までの使用してきたクラブによって
良い結果が出る番手と、
出ない番手がハッキリしそうな性能設計
今回は操作性のみにフォーカスしました
実際には、
番手ごとの適切な打出/スピン性能も考慮しなくてはなりません。
さらに、シャフト剛性や重量フロー、仕様など
まだまだ合わせないといけない部分が多く存在します。
まずは、ヘッド性能を合わせるのが一番では有りますが…
もしかしてブランドを揃えて安心していませんか!?
自分のプレーを振り返ってみてください…
自分のセッテイングに不安のある方
まずはWEB対応の
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