表題通り、FW & UTの選択の難しさと言うことで
具体的にSRIXON Z45シリーズ の
セットマッチングを診断していきます。
本来、2017年モデルをやるべきと思いますが、
あまりにもメーカー批判的な内容になる可能性が高いので、
過去のモデルと言うことで…
また、同じシリーズで13本を揃えれば良いと言う
曖昧なものを明確にし、
本来あるべきセッティングを考えるきっかけになっていただければと…
マッチング診断③ SRIXON Z45シリーズ
※2015年時点での展開モデルでの比較
操作性分析
番手 | モデル | 重心距離 | 重心角 |
W1 | 545 | 36.7mm | 22.9度 |
745 | 33.3mm | 22.0度 | |
945 | 36.1mm | 21.2度 | |
FW | F45 | 29.7mm | 18.0度 |
UT | H45 | 37.3mm | 19.2度 |
IRON | 545 | 35.9mm | 11.1度 |
745 | 35.2mm | 9.7度 | |
945 | 33.7mm | 8.8度 |
ヘッドの大きさが、W1が大きく、
次にFW/UT、そして一番小さいのがIRON
大きさに伴い、重心深度も浅くなるので、
必然的に
理想はW1~IRONにかけて
重心距離:だんだん短く
重心角:だんだん小さく
以上に対し
評価の最初の基準となるW1とIRONの関係は
重心距離が短い545と945に、超短い745で
重心角は3モデルともほぼ平均値前後
いずれもフェード系のドライバーに対し
IRONは
重心距離がほぼ平均値で、
重心角が大きい545と、小さい745に
重心距離が超短く、重心角が超小さい945
全体的にはフェードよりではある…
※545はオートマチックドロー系
W1とIRONのマッチングとしては
フェード系では一致しているが
必ずしも、数値が同じ(545とか)でも、
同じ操作性能になっているわけではない現状…
FW
重心距離が極端に短く、重心角も小さい
ヘッド性能だけで考えると
W1、IRONが安定している時は、引掛けやすい操作性能
逆にFWが安定している時は
W1、IRONがプッシュアウト系のミスが出やすいと予測される
重心角がUT並みなので、
捕まる評価と、
つかまらない評価が出るFW
W1とも、IRONともUTとも方向性が違う…
UT
IRONとFWをつなげる非常に重要な番手
一番のポイントはIRONとの関係
IRONより重心距離が長くて、重心角がやや大きいこと
以上から検証していくと
IRONとの関係は悪くないが
W1とFWとは全く方向性が違う
総括
まさに同じブランドならOKの通説を、覆す分析結果に…
W1とIRONの関係は微妙だが
どうしてもFWはセットとしてはアンマッチな状況
IRONとUTの関係は良いが
FWとUTとW1の関係は3者3要なので
この3つを同時に使っていた使用契約プロはいなかったのでは…
※ 念のため2015年のプロのセッティングの雑誌掲載を見ましたが、45シリーズを全て使用している人はいませんでした。顕著なのは、FW使用者はいませんでした。
使用されている方、心当たりがあるのでは…
DP社にありがちな傾向ではあるが
W1とFW&UTとIRONの開発担当が別なのでは!?と…
今回は操作性のみにフォーカスしました
実際には、
番手ごとの適切な打出/スピン性能も考慮しなくてはなりません。
さらに、シャフト剛性や重量フロー、仕様など
まだまだ合わせないといけない部分が多く存在します。
まずは、ヘッド性能を合わせるのが一番では有りますが…
もしかしてブランドを揃えて安心していませんか!?
自分のプレーを振り返ってみてください…
自分のセッテイングに不安のある方
まずはWEB対応の
13本のマッチング診断は随時受け付けていますので
詳しくは下記より